絽綴れ名古屋帯
古くから西陣で織られている、夏物の織り方で綴れと綴れの間にもじり(※1)をいれて隙間を開けた織組織です。
段の面は綴れの面と紗(※2)織の2つの組織で構成されその上の文様は夏らしく絽(※3)で流水を 表現しすっきりと横段にとったデザインとなっています。
単衣の時期から盛夏まで幅広く締めて頂ける逸品となっています。
(※1)もじり…通常は経糸が緯糸に直交しますが、経糸が他の経糸と互いに絡みあい帯の
表面に隙間をつくっています。
(※2)紗…2本の経糸が緯糸1本ごとにからみ合う織り方
(※3)絽…紗と同様のもじり織りですが絽の場合は一定本数の緯糸が織り込まれます。